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4.302019
【動画・画像あり】バイオクッションのメリット・デメリット

バイオクッションの特徴一覧・メリット・デメリット
このページではバイオクッションの特徴の一覧と、メリット・デメリットについてご案内します。お探しの用途にピッタリ合うかどうか、ぜひこのページでチェックしてください。
「安全性の向上」を目的として設置される緩衝マットがこの『バイオクッション』。
テクノ月星という、シューズ・上履きで有名なムーンスター社の関連会社が製造しています。
特徴1【クッション効果】緩衝材としての性能が優れている
抜群のクッション性により、転倒した際の身体への衝撃を和らげ、ケガ・事故を未然に防ぎます。
バイオクッションは衝撃吸収力に優れる
バイオクッションは、たった5mm~16mmの薄さにもかかわらず優れたクッション性を発揮します。
気になる場所に敷いておくだけで転倒事故予防・落下事故予防・負担軽減になります。

テクノ月星 バイオクッション資料より
バイオクッションが使われる場所・設置効果
そのクッション性はこんな場所で活用されています。
転倒事故の予防に
学校のプール・フィットネスジム・スイミングクラブなどのプールサイド、屋内の廊下、共用スペースなど
プールサイドは高いところから落ちるという危険性は少ない場所です。しかし、肌の露出が多いため転倒によるダメージが大きくなります。転倒してもケガをしにくくなる・水はけがよい・下地がコンクリートでも設置できる、とバイオクッションのメリットが十分に発揮でき、オススメできる設置場所のひとつです。
転落事故の予防に
遊具の下に敷くことでジャングルジム、総合遊具、雲梯、ブランコなどを安心して遊ばせられる場所に

鉄製の四角い部材で土台が組まれており、落下や転倒時には固い部分に身体や頭をぶつけることになります。夢中になって遊ぶうちに高い場所から落下したり自分から飛び降りたりするのも日常茶飯事のためなんらんかの対応策が必須です。そのうえこれらの遊具、ほぼ運動場の端に置かれています。側溝や花壇、マンホールなど土より硬いむき出しの構造物が近くにあることに。地面よりもぶつかった時のダメージははるかに大きくなります。
乳児院や家庭で、乳幼児がベッドから落ちたときのケガ予防にも使われます。硬いコンクリートベランダに敷くといった使い方も有効です。
疲労・負担の軽減に
バイオクッションは滑りにくい形状と程よいクッション性があります。歩きやすく、また、硬い床、コンクリート地面からくる衝撃を和らげ、身体(足、腰)にやさしいクッション材です
つまり、足腰の疲労軽減効果もあるということです。ずっと立ちっぱなしで働くスタッフの疲労軽減にも、介護現場の硬い床材対策としても使われています。小売店のレジ前など、長時間立ちっぱなしの場所にも最適です。

テクノ月星 バイオクッション資料より
そして、プロスポーツの現場でも使われています。たとえば、柔道や野球。

この写真は小さくて見づらいのですが、柔道畳の下に特注型バイオクッションが敷かれています。身体への衝撃を緩和すると同時に畳のズレを防止して怪我・事故の防止に役立ちます。

札幌ドーム。バイオクッションと人工芝と組み合わせたものが野球のドームに使われ、選手の足腰への負担軽減に役立っています。
バイオクッションの断面図[クッション性に優れる理由]
バイオクッションは、なぜクッション性に優れているのか?
それはこの素材に秘密があります。
バイオクッションはPVC(ポリ塩化ビニール)発泡体+ポリエステルファイバーで補強した専用に開発されたクッション材です。素材の上での行動(歩く・走るetc)を制限せず、足腰の負担を和らげ、落下の衝撃も吸収します。
具体的な数値でクッション性を把握したいというご要望もありますので、次の測定データをご覧ください。
測定データ[衝撃度合い・限界安全高さ]
バイオクッションの安全性は機器によって数値化されています。以下は、安全性の計測データです。
実験結果1 落下衝撃試験機による検査

テクノ月星 バイオクッション資料より
床材 | 厚み | 加速度単位(G) |
---|---|---|
カーペットループ | 5mm | 223.3G |
カーペットパンチ | 4mm | 283.3G |
床用板材フローリング | 15mm | 213.3G |
人工芝10㎜厚 | 10mm | 105.24G |
人工芝20mm厚 | 20mm | 91.55G |
PCVフロアマット | 2mm | 91.2G |
セフティバイオクッション7mm厚 | 7mm | 63.0G |
セフティバイオクッション10㎜厚 | 10mm | 42.4G |
セフティバイオクッション16㎜厚 | 16mm | 26.4G |
※下地について:人工芝→コンクリート その他→鉄板
実験結果2 ヨーロッパ基準に合わせた検査
ヨーロッパ基準に合わせた計測方法での試験も行われました。

http://www.techno-tsukihoshi.co.jp/cp/bio2.html より
遊具の土台をカバーできる柔軟さ
クッション性に優れる素材はバイオクッション以外にも一応はあります。
ですが、いくらクッション性が高くてもクッションの上に危険なものが置かれていると意味がありません。
遊具の土台などがその最たるものです。土台はほとんどが鉄でできており、縦横に組み合わさっています。

遊具の土台(硬い鉄)
バイオクッションなら危険な遊具の土台もカバーでき、クッション性を十分に発揮できます。

総合遊具の土台をすべてカバーするバイオクッション
また、遊具付近には溝のフタ・マンホール・コンクリートブロック・砂場枠などもよくあります。

木製遊具の近くにあった砂場の枠(コンクリ)をカバーするバイオクッション
これら危険物の上から設置できるのは、バイオクッションが柔らかいからです。最も厚みがあるBO-Kでもこの柔らかさ。
隙間なく設置でき、危険な個所を減らせる
クッションを設置しても、大きな隙間があるとその部分が危険なままです。バイオクッションなら現地の状態に合わせて隙間なく設置することができます。

鉄棒の支柱を避けて設置。どこに落ちても安全です。

総合遊具のチェーンを避けて設置。チェーンは土台につながっているので土台ごとカバーするのが必須。バイオクッションなら可能です。
特徴2【利便性】扱いやすく、利用者に負担がかからない
クッション性が高くても、扱いづらい製品だとその効用は半減してしまいます。活用するのは時間も注意力も限られている忙しいスタッフだからです。
カッターで自由な形状にカットすることができる
バイオクッションは現場で調整できる使いやすさを持っています。
次のようなシーンでは、特にその便利さを実感いただけます。
- カーブにそって設置する
- 障害物を避けるように穴をあける
- 排水溝を避けて設定する
カッターナイフで簡単に切れる
排水溝を避けつつ不定形な形状に敷ける
チェーン遊具にもマッチ
縦棒が多い遊具にも設置できる
バイオクッションは不定形な形状にもぴったりとあわせた設置が可能です。隙間ができないようにして、つまづきを防止できます。

水を吸わず、水はけがよい
凹凸の団子状のすきまから水が通ります。水はけがよく、水を吸うこともありません。表面が摩耗して内部が露出しても、独立気泡のため、スポンジのように水を吸うことはございません。
バイオクッションは、屋内でも屋外でも水まわりどこでも使えます。
隙間がたくさんあるため水がすぐに下に流れ落ちます。また、水を吸わないので雨が降っても敷きっぱなしでOK。急な雨でカバーをかけにいく重労働から解放されます。
プールサイドにも数多く使われています。

バイオクッションには隙間があり、水が通る
また、水はけがよい・杭打ち不要・カッターで切れるといった特徴から、遊び場近くにあるマンホールをカバーする目的でも使われます。

マンホールにかぶせることで、ケガ予防。雨水を通し、めくっての掃除もできます。
実際の使用例↓ グラウンドのグレーチング(溝フタ)をカバーしています。

テクノ月星 バイオクッション資料より
簡単に持ち運びできる
バイオクッションは杭による固定は不要です。接着も不要です。そのため、移動式遊具の下に敷いても遊具ごと移動させることができ、グラウンドを有効に使えます。

雲梯の下に敷いただけのバイオクッション
単に置いてあるだけなので、めくって掃き掃除することもできます。
屋内外気にせず使える
対候性・耐水性があり、防炎、防カビ仕様です。
そのため、屋内でも屋外でも敷きっぱなしでOKです。屋内用マットを屋外で使うと雨が降ったら慌てて引き上げに行く必要がありますが、そういったことも不要です。
特徴3【安全性】製品自体が安全で、二次事故につながらない
事故対策をしたはずなのに二次事故が起こる、というのは意外とよくあります。たとえば「サッカーゴールの転倒予防に杭を打ったらつまづいた」などです。
バイオクッションは、そもそも二次事故が起こりにくい仕様です。その理由は、下記の通り。
防炎製品に認定されている
バイオクッションは、すべてのラインナップが日本防炎協会の「防炎製品」として認定されています。そのため、屋内でも安心してお使いいただけます。(詳しくは日本防炎協会のサイト内、PDFファイルをご覧ください「じゅうたん等」に該当します。)
もしも防炎製品では無い製品を使ってしまうと、このようなリスクがあります。
- タバコのポイ捨てによる延焼
- 風に乗ってきた火の粉での類焼
- 虫眼鏡やペットボトルによる収れん火災
いずれも大きな被害を出す大事故につながりかねないリスクです。
バイオクッションなら、これらの心配をせずにすみます。マッチやライターなどの小さな火種では着火せず焦げるだけ。火の手が強く、万一着火したとしても、自己消火性によって容易に燃え広がることがありません。
火のついたタバコを乗せるテスト▼(学校敷地外からのポイ捨てを想定)
火のついたティッシュを乗せるテスト▼(タバコより火勢が強い)
防カビ仕様である
バイオクッションは、カビ耐性があり、清潔です。
素材に防カビ剤を練りこんであり、カビに耐性があります。バイオクッションについた手垢や汚れにはカビがくっつくことがありますが、中性洗剤+ブラシで軽くこすり洗いすればOK。干して乾燥させるとさらに清潔に使えます。
薄いので、つまづきにくい
この写真は10㎜のもの。製品は5㎜~16㎜のラインナップがあります。
バイオクッションはクッション性が高いため、この薄さが実現しています。そのまま置いても足を引っかける心配が少なく、二次事故につながるリスクを減らせます。
敷いた上を歩くのにも支障ありません。足腰の負担を減らせるのでスタッフルームや廊下にも使われています。
厚みがある緩衝材にありがちな「設置時に現場を掘って、高さ調整する」手間も費用もかかりません。
杭打ち不要
杭打ちによる固定不要で二次事故を回避し、手間もなく、移動も簡単。
マット状の製品を設置するとき、たいていは固定作業が必要です。固定方法はさまざまで、杭打ち方式だと杭自体がけがの原因にもなりえます。
バイオクッションは杭打ち工事が不要。自重があって滑りにくいので、置くだけで使えます。
杭による二次事故は起こりえません。
接着不要
バイオクッションは、接着する必要がありません。自重があって滑りにくいからです。
間違えてカットしてしまった、複雑な形状に設置したい場合など、あえて接着することも可能です。
すべりにくい
クッション性が高くても、滑って転びやすい素材だと本末転倒です。バイオクッションはスベりにくい裏地のため、ほとんどの場所で「置くだけ」で使われています。
※「厚さ8㎜」のタイプだけは水にぬれるとスべります。水回りでは別のタイプをご利用ください

バイオクッションの裏側
また、バイオクッションは次のような特徴を持つため、プールのまわりやスポーツクラブの更衣室・介護老人施設にも適しています。
- 水はけがよい
- 製品自体に適度な摩擦
- 裏側すべり止め仕様
そのため、「スノコ」から置き換えるケースもよくあります。
さらに、屋外遊具の下に敷くときには切り込みを入れて縦支柱を通すので、さらにずれにくくなります。
熱くならない
熱を持つ素材だと触っただけで火傷をするリスクがあります。
バイオクッションは熱を持たないので、そのリスクはありません。

テクノ月星 バイオクッション資料より
熱くならない素材のため、肌の露出が多い場所、たとえばプールサイドにも数多くつかわれています。真夏の屋外でも熱くならないためです。熱を持ちにくいポリ塩化ビニール製なので、さわっても火傷しません。子供の敏感な皮膚にも安心です。
特徴4【低コスト】安価なので予算が厳しくても導入しやすい
そもそもの価格が安い
当社では類似製品の価格も常に調査しています。その中でもバイオクッションは安く、予算に制限がある学校や自治体でも導入しやすくなっています。
当社の定期的な価格調査

社内調査資料
- リサイクルゴム製緩衝マット 施工必要 厚み50mm ㎡単価¥16000+施工費
- クッションマット 施工不要 厚み15mm ㎡単価¥22000
- セーフティマット 施工不要 厚み60~80mm ㎡単価¥28000~¥34000
- 緩衝材付き人工芝 施工必要 厚み60mm ㎡単価¥22000+施工費
- クッションフローリング 施工必要 厚み20mm ㎡単価¥20000+施工費
本体価格¥20000(+施工費)というのが相場です。バイオクッションは厚みや使用によってさまざまなラインナップがあり、¥10000~20000/平米程度です。
施工が簡単なので施工費¥0
置き敷きでの使用も可能です。また、カッターナイフで容易に加工ができます。
クッション材の多くは、工事業者による設置工事が必要です。工事が長期間にわたると、その期間はグラウンドを使えず、多くの事業者が頻繁に出入りし、費用もかさみます。
バイオクッションはその取り回しの簡単さから、施工がほぼ不要です。多くは利用者みずからが設置します。幼稚園や保育園などの、女性スタッフ中心の施設でもご自身で行われています。
もし外部の工務店などに設置を依頼される場合でも、施工に手間がかからずコンクリートや基礎工事が不要のため、工事費が非常に安く済みます。
耐久性があるので頻繁な買い替え不要
ポリ塩化ビニール発泡体を強靭なポリエステル繊維で補強していますので耐久性に優れています。また、対候性、耐摩耗性にも優れています。
設置場所や使い方によって経年劣化に差はでますが、3~6年は普通に使われています。
バイオクッションは対候性があります。すべてのラインナップで対候性に優れています。
バイオクッションは対摩耗性があります。BOS-08タイプは耐摩耗性に特に優れていますので、工場関係の用途に最適です。
経年劣化した場合でも、サビが出る・尖った部分が露出する・有害物質が発生する、といったことはありません。「安全確保のために設置したのに、メンテナンスを怠ったことで、より危険になった」という本末転倒なことはおこらない素材です。
※厚みがあるほど、長持ちします。屋外では10~16㎜のタイプがおすすめです。
バイオクッションのデメリット
利用者にとってメリットの多いバイオクッションも万能なわけではありません。
他の製品を使うのが望ましいケースもあります。
ここでは、バイオクッションのデメリットを3つ挙げます。
クッション性が最高というわけではない
バイオクッションのメリットのひとつは、その扱いやすさにあります。
5~16mmという薄さゆえに、「厚みがあってクッション性もある」製品には及ばないこともあります。
最大のクッション性のみを求める用途でしたら、他の選択肢もあわせて検討すべきです。
使いやすく、安価で、必要十分なだけのクッション性を! という場面にバイオクッションは最適です。
耐久性が最高というわけではない
不特定多数が通る遊園地の通路などは、非常に耐久性の高いゴムチップが使われることがあります。そういったものは他のデメリットと引き換えで高耐久性を確保しています。
耐久性の高さが最重要視される場面では、別の製品が有力になってくるかもしれません。
劣化したら交換すればよい、といった場所に敷くのであれば、バイオクッションが役立ちます。
人口芝生ほどの美観は得られない
バイオクッションはマットタイプの製品です。毛足の長い人工芝と違って、上にかかった砂は目に見えます。毛の中に砂が紛れて美観をキープしやすい人口芝生ほどは美観が期待できません。
しかし、上にかかった砂はバイオクッションをめくって払い落とすことができますし、設置できるかどうかが下地の状態に制限されることもありません。
また、人口芝生は設置場所がかなり制限されるというデメリットがあります。平らに均した下地を少し掘り、杭を打ってコンクリートで固めるという工事を伴うためです(種類によります)。
事故予防にバイオクッションを選ぶメリット
このページに記載しているバイオクッションのメリットを、改めて一覧にします。
- クッション性があり、事故予防・疲労負担の軽減になる
- 専門機関で検査されていて導入している施設が数多くある
- 取り回ししやすく、危険な部位の上から敷ける
- カッターでカットし、不定形な場所にも敷ける
- 水はけがよく、水回りでも使える
- 設置工事不要で、持ち運びできる
- 耐久性・対候性に優れコスパが良い
- 防炎・防カビ性に優れ手間がかからない
- コストが安く施工不要で、導入しやすい
このようなメリットがあるので、次のような用途には最も適しています。
バイオクッションはこんな方に最適
バイオクッションが特に役立つのは、こんな施設、こんな場所です。
- 屋上、廊下、遊具でけがをした児童がいる幼稚園・保育園
- やんちゃな子供がしょっちゅう保健室にくる小学校
- 多くの乳児を少ないスタッフで見なければならない乳児院
- 利用者の安全に細心の注意を払っている介護施設
- 立ちっぱなしで業務を行うスタッフがいる企業(スタッフルームに!)
- 製品の落下による破損被害がばかにならない工場
- 赤ん坊のいる個人宅
- 老人のいる個人宅
該当するのであれば、ぜひバイオクッションを導入して安全な環境にしましょう。
バイオクッションは当社で取り扱っています
当社は数十年前より、バイオクッションを数多く販売しています。遊具の安全対策として京都市内を中心に当社が提案しており、京都市内の幼稚園・保育園・小学校を中心に250ヵ校以上に設置しました。
そのため、様々なケースに対応したノウハウがあります。安心してご利用ください。
さらに、販売価格も格安。 バイオクッションのラインナップはこちらです。